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はじめに

 ここは、社会福祉法人富山学院福祉会のホーム・ページです。

富山学院福祉会は、2007年に設立された社会福祉法人です。
富山市の堀川南保育園と上市町の相ノ木保育所を運営しています。

理念について

社会福祉法人富山学院福祉会は、以下の総主題、理念に基づいて園の運営、日々の保育を行っています。

「受ける愛、与える愛」(標語、総主題)
-愛されていることを知り、愛する者となるために-

乳幼児期に、もし最も大切なものがあるとするならば、それは「愛されている事実の実感と確認」であると言ってもよいのではないかと思います。まず、おかあさんに愛され、家族に愛され、さまざまな生活の中でその愛を実感し、確認していくこと。これこそが、最も大切な乳幼児期の経験であると言ってよいでしょう。自分が受け入れられていること。大切な不可欠な子どもとして、おかあさんにも、家族にも受け入れられること、そしてこのことを実感し、確認すること。これは、愛の具体的姿として、子どもたちの生活に不可欠な事柄なのです。もし、子どもたちが、この愛の実感と確認を得られないとするならばどうでしょう。子どもたちは、不安のまま毎日の生活を続けることになってしまいます。不安である時、遊びにも夢中になれませんし、どんな経験にも集中できません。子どもたちはまず心の安定を求めて、赤ちゃんのままでいようとしてしまうのです。これでは成長はありません。「愛されている事実の実感と確認」こそ、乳幼児期に最も大切なものと言わなければなりません。
このことは保育園という小さな子どもたちの社会でも同じでなければなりません。保育園の保育士が恐い存在であってはなりません。叱ってばかりも困ります。保育園の教師、保育士は、まずその前提に、子どもたちを愛する者でなければならないのです。子どもたちにとって、「愛されている事実」をご家庭と同じように「実感し確認できる」保育士でなければならないのです。
けれども、保育園は教師、保育士だけで成り立っているのではありません。子どもたちの小さな社会として、多くのお友だちがいるところでもあります。子どもたちは、多くのお友だちに愛されなければなりません。大切な、不可欠な子どもとして、お友だちに受け入れられなければならないのです。保育園に新たに加わる新入園児たちにとって、お友だちに「愛されている事実の実感と確認」は何よりも必要なことと言わなければなりません。
しかし、ただ愛され続けるだけでは、何の意味もないでしょう。愛は惜しみなく奪うものではなく、惜しみなく与えるものだからです。成長するにつれ、小さなお友だちを愛する心を持ってほしいと思います。同じクラスのお友だちを愛する心を持ってほしいと思います。互いにゆるし合い、共に生きる子どもとして成長してほしいと思います。そして大人になった時、愛を求め続ける大人ではなく、愛することのできる大人になってほしいと思うのです。愛されている事実をたっぷりと知って、愛する勇気と力を得てほしいと思うのです。


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